ラベル 巨人の情報 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 巨人の情報 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

巨人の生態 6 ~人食いの歴史



巨人が人間を食うことの恐ろしさは、たんにわれわれ人間が食べられるというだけでなく、巨人という人間と姿が似たものによって食べられるという、いわば人食い的なタブーを感じるせいもあるかと考えられます。

人が人を食べるという行為は、「近親相姦」「殺人」にならんで、上位3番目に入るタブーとされています。

人食いの歴史は古く、また、その背景も多々あります。

人が人を食うことの背景として、大きく分けると日常的背景と非日常的背景とがあります。
ある種の部族では、日常的に人を食べますが、他の種族での人食いは、非日常的であります。

そのようなことが詳しく書かれている本が、『図説 食人全書』 です。


このような大書を読むと、人が人を食べるという行為は、それほど忌むべき行為でもないのかな、と感じてしまうから不思議です。

もちろん、人を食べるために人を殺すという行為は、これはいけません。
それでは、単純に死んだ人を食べる行為だとしたらどうでしょうか?

そこにあるのはただの肉塊です。
料理してしまえば、他の獣肉と変わらないでしょう。

それではそれを食べる行為は、忌むべきものか?
殺人ということを考えなければ、つまり、そこに殺人という行為が付随していなければ、人肉を食べる行為自体、それほどおかしな感じがしない気がするのです。

もちろん、文化や習慣によって、「気持ち悪い」とか「食べたくない」という感情はあります。
それは、昆虫を食べる行為を「気持ち悪い」とか「食べたくない」と思うのと同じ感情なのではないのでしょうか。


『進撃の巨人』の話とは直接は関係ありませんが、われわれの世界において、人肉を食べる行為が「タブー」という前提があるがために、巨人の人食いの行為が、よりいっそう不気味なものと感じているのかもしれませんね。




巨人の生態 5 > 6

巨人の生態 5 ~巨人の種類や身長など



巨人の身長

巨人には、大きく分けて、3m級の小型巨人、7級の中型巨人、15m級の大型巨人、60m級の超大型巨人がいるようです。



巨人の種類


凡庸型巨人
いわゆる一般的な巨人、3・4メートル級~15メートル級までさまざま。
見た目は圧倒的に人間の男性のような巨人が多いが、人間の 女性に見える巨人 がいないわけではありません。
ただし、巨人には生殖器がないため厳密な意味での雌雄の区別はできないと思われます。
(※詳しくは 巨人の生態 1 ~基礎の基礎)



奇行種
一般的な巨人は、とりあえず自分の一番近くにいる人間を捕食しようと、人間へと向かっていきます。
しかし、見た目は凡庸型巨人でも、自分の近くにいる人間を襲わない巨人も稀にいます。それを「奇行種」と呼んでいます。



特殊巨人 Ⅰ型 (皮膚なし)
超大型巨人 ・ 鎧の巨人 ・ 女型の巨人
なぜか凡庸型巨人やエレン巨人・ユミル巨人のように、人間でいうところの皮膚がありません。
筋肉や腱が剥き出しになっていますが、痛覚的には問題ないようです。
中に人が入っていて、知性をともなっているのが特徴です。



特殊巨人 Ⅱ型 (皮膚あり)
エレン巨人 ・ ユミル巨人
一見すると普通の凡庸型巨人と見た目も同じです。(※耳が尖っているとの説あり)しかし、あきらかに知性があり、奇行種のような行動もとりません。
ユミル巨人は、超大型巨人・鎧の巨人・女型の巨人のベルトルト・ライナー・アニのように完全に自分で巨人をコントロールできています。
どうしてエレン巨人だけ自分の意思で巨人となった自分をコントロールできないかというと、まだ“練度”が足りていないせいかと考えられます。



特殊巨人 Ⅲ型 (毛あり)
猿型の巨人
突如現れたまるで「猿」のような姿かたちの巨人です。
その存在だけで、凡庸型巨人が震えあがり、猿型巨人の命令にも従っているので、あきらかに力関係は猿型巨人の方が上だということがわかります。


巨人の関係は3すくみか?

力関係は今のところはっきりしていませんが、凡庸型巨人は猿型巨人に従っていましたし、凡庸型巨人がエレン巨人や女型の巨人を食べていることから、猿型以外の特殊巨人に従う意思はなさそうです。

ということで、

猿型巨人 > 凡庸型巨人

凡庸型巨人 > 特殊巨人Ⅰ・Ⅱ型

特殊巨人 >(?) 猿型巨人

といった感じでしょうか。


※巨人の研究をしたい方はこちらもオススメ






巨人の生態 4 > 5 > 巨人の生態 6 ~人食いの歴史

巨人の生態 4 ~巨人は「何」をもって、人間を人間と判断しているのか?

巨人の生態 の疑問の1つに、捕食対象が人間(もしくは、人間が入った巨人)のみということがあげられます。



たんに巨人の食の嗜好性として、人間のみを捕食するというのはかまいません。
ただ、どうやって他の動物と人間を区別しているのか?また、生きた人間と死んだ人間をどのようにして区別しているのか?という疑問や謎は残ります。


巨人の生態 2 ~なぜアルミンは食われなかった において、巨人は視覚でもって人間を判断していると推定しました。


しかし、もしかしたら、それは目で見ているのではなく、目でニオイを嗅いでいるのかもしれません。
※この辺は論理的にハチャメチャな感じなので、話半分以下に読み流してください。

あきらかに「目」を持ってして、なにかを察知しているようには見えます。
しかし、それは「視覚」ではなく、「嗅覚」なのかもしれません。

生きている人間から発する臭いを頼りに、生きている人間のみを捕食するというのならば、アルミンが食べられなかったことも、一応合点がいきます。
※アルミンは、巨人の口の中からエレンに放り出された時、巨人の体液(唾液)で、体中ベチャベチャの状態だった。ゆえに、人間臭がなかったと考えられる。

それでは、生きている人間から発せられるニオイとは何か?

それは「酵母」ではないかと、推測されます。
ある種の酵母入りの食べ物(=パン)を食べている人間からのみ、巨人がかぎ分けられる特別な臭いが出ているのです。

それがどのような仕組みになっているかはわかりかねますが、「臭い」によって巨人が判断しているというのは、目視よりも話の辻褄が合いそうです。

また、この人も伏線になっている可能性があります。


ミケ・ザカリアス
その嗅覚は並外れて鋭く、巨人の存在も臭いで知ることができる。

ウィキペディア より

ミケが巨人の存在を嗅覚によって知ることができるのであれば、巨人も人間の存在を嗅覚によって知ることができたとしても、物語上の問題はないでしょう。


※参照  【進撃の巨人】巨人が人間を襲うのはパンが原因!?【考察】

以下、上の参照より

【巨人は単純に臭いに反応していると思ってた
酵母にカラクリがありそうな気はしてる


人間が酵母を体内に取り込むと呼気に何らかの成分が含まれるんじゃないのかなーと思った
より多くの人間のいる所に向かうという習性や死体に反応しないという習性もそれっぽい筋は通った…ような気はする


(1)人間か他の動物かは
・人間だけが食べるもの(酵母と一緒に保存した食物)で識別される
・あるいは他の動物が食べても影響ないが人間だけが取り込むor変化させる酵母の成分で識別される
(2)生きてるかどうかは
・呼吸しているかどうか(=酵母の成分を出しているかどうか)で識別

なら巨人が「他の動物ではなく人間だけ」「それも生きているものだけ」を見分けられるし、濃度でどこにたくさんいるかわかる


逆に酵母が反巨人化作用あってワクチンが酵母無効にするやつだったりして


巨人は恐怖とか怒りとか悲しみとか
そういったマイナスの感情に反応するんじゃないの?
今の所、気絶した奴や放心状態の奴が食べられた描写ってなかったと思うし
エレン喰われた時もアルミンが無事だったしさ

でもアルミンは序盤で「今日巨人来るかもよ」的な事言ってたから
単に巨人側の人間だから喰われなかったってだけかもしれないけどさ 】

以上転載終了


食文化の違いにより、その民族に独特の臭いがあることは、昔からいわれていることです。
「肉くさい」「乳くさい」「チーズくさい」「キムチくさい」「味噌くさい」…などなど。
それらの臭いは、異民族には敏感に感じ取れますが、同じ民族ではわかりません。

魚が自らの臭いを魚臭く(生臭く)感じないように、人間も自らの人間臭さを感じていないだけで、巨人は人間独特の人間臭というものを感じているのかもしれません。




巨人の生態 3 > 4 > 巨人の生態 5 ~巨人の種類や身長など

巨人の生態 3 ~なにゆえ巨人は人を食べるのか?

巨人の生態 の不可解さ、不気味さの最たるものは、人間を食うことでしょう。

人間が人間側に立って、不愉快に思っているだけでは、不可解にはなりません。
ミカサが言うように、この世は「弱肉強食」の残酷な世界なのですから。



しかし、“弱肉強食”という時、それは食う側にも理屈があり、食われる側もそれなりに納得できる理由があるから、自然の摂理として受け入れられるのです。

つまり、言ってみれば、食う側は生きるために、栄養(弱者)を捕食しているだけのことです。それが「世界の理(ことわり)」(のはず)です。

では、巨人はどうでしょうか?

巨人は人間を食べるのですが、それは栄養をえるため、つまり、生きるために人間を食っているわけではありません。

※消化できないため、吐き出された人間たちの塊


いわば、自然の摂理、世界の理に反しているのです。




いわば巨人たちは

生きるために人を食っているのではなく、人を食うために生きている

のです。

対照的なのは、この世界(進撃の世界)の人類はみな、生きるために食べ物を食べています。


「食べて、ちゃんと生き残るの。
エレンを飢え死になんてさせない。」
(※第2話 その日 シガンシナ陥落② )



最終話(第25話 「壁」 ストヘス区急襲③ )も、エレンがパンとスープをガツガツ食べて、ぐっすりと眠るシーンで終わりました。


この『進撃の巨人』の世界では、人は生きるために食べているのです。もっといえば、食べなければ生きられないのです。

まぁ、当たり前といえば、当たり前のことです。

でも、本当に当たり前のことですか?


『進撃の巨人』の世界の人類は生きるために食べています。
しかし、『進撃の巨人』を見ている、われわれの世界の人類(※とくに先進諸国、とくに日本人)は、本当に生きるために食べ物を食べていると言えるでしょうか?


戦中・戦後、間もない頃の日本は、「空腹を満たすため」に食べていました。
その後、高度経済成長期は、その重労働に見合う「栄養を摂るため」に食べました。
そして、今日の日本人は、食に満たされ、いったい何のために3食+デザート+…を食べているのでしょうか?

※参照





「なぜ貴様は芋を食べた?」という、上官の問いかけに対し、

サシャは

「それは、なにゆえ人は芋を食べるという話でしょうか?」

と返しています。

なかなか奥の深い言及です。

第2次世界大戦中、食料自給率の40%のデンマークでは、餓死者が出なかったにもかかわらず、農業先進国でもあったドイツでは、多数の餓死者を出しました。

それはなぜか?

デンマークは、全国民が生きられるような、食料政策を取ったというだけのことです。
ドイツでは豚を育てるために、豚に芋を与えました。しかし、デンマークでは芋を豚に与える代わりに、人間にまわした、という実に単純な政策をとったにすぎません。
※詳しくは 『食ベ物の声を聴け!』


本当に今日の日本人の(捕)食行為は、生きるために食べているといえるでしょうか?
食べるために生きているとしたら、それは“巨人”とどう違うというのでしょうか…。


※引用元





巨人の生態 2 > 3 > 巨人の生態 4 ~巨人は「何」をもって、人間を人間と判断しているのか?

巨人の生態 2 ~なぜアルミンは食われなかった



ユミル
「死体だと思ったんじゃねーの?
複数の巨人に遭遇したのは気の毒だが、劣等生のコイツだけ助かるとはエレンたちも報われないな。」

巨人の捕食対象が人間、もしくは 人間の入った特殊巨人 だということはわかっています。
しかし、人間といっても、死体には興味を示しません。


エレンを食った巨人1

エレンを食った巨人2

アルミンが巨人に食われるシーンです。
飲み込まれる前に、エレンが助け出してくれて、アルミンは間一髪のところで助かります?

あれ、どうしてこの巨人は、エレンを食った後、アルミンを食べなかったのでしょう。

そのヒントか、答えかはわかりませんが、先のユミルの

「死体だと思ったんじゃねーの?」

これが鍵になると思われます。

第22話 敗者達 第57回壁外調査 ⑥  でも、巨人たちは馬車から落とした人間の死体には目もくれず、生きている人間を追いかけ続けました。

巨人は、生きている人間は襲って食べるが、死んだ人間は襲わない(食べない)ということならば、アルミンが巨人に「死体」と認知されたと考えるのが普通でしょう。

それでは、どうやって巨人はアルミンを死体と認知したのか?

う~ん、わかりません。


女型の巨人は、視覚によって人間を判断しているのがわかります。

片目だけ早く再生させる女型の巨人

それでは、普通の凡庸型の巨人はどうかというと、どうでしょうか?




やはり、「見ている」、つまり、視覚を頼りに人間を認識しているようにみえます。
(人間でいうところの)目の部分にあたるところで、物体をとらえていますが、見え方がまったく人間と同じと考えるのは早計かと思います。

巨人特有の感覚器官で、腐敗度を測り、生きている人間と死んでいる人間を区別しているのかもしれません。

そう考えると、いったん巨人の口の中に入ったアルミンが、死んでいると判断されてもおかしくはありません。
※巨人自体が、腐敗の塊なので


※参照



仮説2 巨人は巨人を襲わない

巨人が襲うのは、人間と人間が中に入っている特殊な巨人だけです。


いや、そんなことはない、「共喰い」の場面があるではないか?!
と言う人もいるかもしれません。

しかし、わたしはこれは作者の意図だと思うのです。
つまり、「共喰い」のように思わせているだけのシーンに思えます。
※もしくは、ただの巨人同士の激しいケンカ。

やはり、巨人同士は共喰いをしない、と考えた方が理屈は通るかと思います。
※巨人は、ほとんど実体がないので、食べても意味がない


このようなことを踏まえたうえで、アルミンが巨人に食われなかった理由を考えてみますと、アルミンは「死体」と認知されたのではなく、「巨人」と認知されたと解釈する方が正しい気がします。

もちろん、姿かたちは人間ですが、その構成要素から、巨人と判断されたのです。

2の絵でもわかるように、アルミンは巨人の唾液でビショ濡れになります。
コニーもアルミンに触れた時、「なんでこんなにベトベトしているんだ?」みたいなことを言っていました。

つまり、巨人の唾液(体液)におおわれていたため、巨人がアルミンのことを巨人と判断したのです。

匂いや体液を自分にこすりつけて、仲間と思わせることは、自然獣を相手にするときは有効な手段です。


『もののけ姫』に出てくる“地走り(ジバシリ)”たちは、イノシシの皮をかぶって、オツコトヌシの鼻をくらませました。


対巨人戦においても、「巨人の体液をまとう」という戦略は、試す価値のあるものだと考えられます。


巨人の生態 1 > 2 > 巨人の生態 3 ~なにゆえ巨人は人を食べるのか?

巨人の生態 1 ~基礎の基礎

「はい、ここテストに出るよ~」


・巨人の発生原因は不明
・巨人に関しては、不明な点がほとんど
・人間のような知性は確認できていない
・巨人との意思疎通の例はない(※この段階において)
・巨人の体の構造は、他の生物と根本的に異なる
・生殖器は存在しない
・繁殖方法は不明
・ほとんどが男性のような体つき
・体は極端に高温
・人間以外の生物に一切の関心を示さない
・唯一の行動原理は、人を食らうこと
・人間のいない環境下で100年以上存在している
・食事を摂る必要がない(推測)

※ただし、848年の第34回壁外調査において、 イルゼ が巨人に話しかけられている。
もしかしたら、イルゼの手記はトップシークレット扱いで、調査兵団のみの機密事項なのかもしれません。

※※参照 イルゼ・ラングナー


驚異的な生命力
・大砲で頭を吹き飛ばされても死なない
・なくなった頭部は、1~2分で元に戻る

唯一の弱点
・うなじ

「ここを狙う。これテストに出るよ~」



※引用元



その他の特記事項

巨人は南から現れる?
845年 ウォールマリアの南に位置するシガンシナ区 
850年 ウォールローゼの南城壁都市トルスト区


※引用元




巨人に消化器官がないため、胃袋(?)がいっぱいになると吐き出して、再び人間を襲って食べる。
その吐き出した人間たちの塊。(第13話 原初的欲求 トロスト区攻防戦⑨ )
ナウシカの胞子に見えなくもありませんね。


巨人が吐き出した人間(の残骸)の塊が巨人になる…、というのは、ちょっと考えられませんね…。

ただし、何らかの作用(腐敗や発酵)により、巨人化する「素」となるものが作り出される可能性はあります。
ここから、いわばウイルスや細菌が発生するのです。

それにより、空気感染、もしくは水や食料などで経口感染することで巨人化することは、可能性としてはありそうです。



つぎへ > 巨人の生態 2 ~なぜアルミンは食われなかった

巨人との戦いの歴史 8 ~ループ説を支持したくなる理由

『進撃の巨人』の物語というのは、ループしていて、実は何度も巨人と同じ(ような)戦いを繰り返している…、という「進撃の巨人 ループ説」は開始当初よりありました。

しかし、物語が進むうちに、それはないかな?というのが、みなさんの実感でしょう。
ループや誰かの見ていた夢だったパターンというのは、使いたいトリックですが、もうすでに前例があるので、どうしても“パクリ感”はいなめません。

誰かの見ていた夢パターンで有名なのは、『ハイスクール 奇面組』です。
※話が古くてすみません…。





この奇妙キテレツな話は、ヒロインの「河川唯(かわゆい)」が、中学校の休み時間にふと見ていた白昼夢というオチで終わりました。
当時は、けっこう斬新でしたが、評判はよくはありませんでした。

おそらく、他のアニメでも似たような感じのものはあるのでしょう。


ループの方が、難易度が高いので、評価の高いものが多いです。
その代表的な作品が『うる星やつら ビューティフル・ドリーマー』です。これは、“攻殻機動隊”の押井守氏の監督作品で、うる星やつらファンからは不評でしたが、アニメ作品としての出来は、あの時代のナンバー1クラスかもしれません。






最近の作品では、『シュタインズ・ゲート』でしょう。こちらは、元々ゲームから派生したアニメということですが、ゲームのスピード感+アニメの物語性がうまくマッチしていて、とてもレベルの高い作品になっています。
ループを使うなら、これくらい大胆に使いこなさなくてはおもしろみがない、という素晴らしい作品です。





というような状況の中、目の肥えたアニメファンの前に、安易に「ループ」を持って来るとは、にわかには思えません。

しかし、もしかしてループ?と思いたくなる場面がいくつかあります。


1 二千年後の君へ

第1話のタイトル「二千年後の君へ」。これはもう、初めから何かを仕掛けていると考える方が当たり前でしょう。
時間軸として、「その時」があり、「二千年後」の世界がある。そして、「その時」と「二千年後」は、何らかのかたちでつながっている…と考えるのが妥当でしょう。

また、「君へ」と言っているので、真相を知っている「僕(アルミン?)」が、2人称の相手に向かって語っている物語と考えるのが普通です。

ただ、この「君」がこの物語を見ている者全体を指しているのか、物語中に出てくる人物(エレン?)を指して言っているのかは、これは定かではありません。


2 初めのシーン

第1話 冒頭のシーンは、あきらかにループをにおわせている感じがします。











ただ、これをもって「ループ」とするのは、早計かもしれません。
エレンがただ単に嫌な夢をみていただけで、実際の出来事であるとは限りません。

エレンは、この時もう調査兵団に入りたい意志がありました。ということは、調査兵団や巨人のことについて、少なからず知識はあるはずです。
それが少年期特有の妄想と重なって、悪夢となったと考えても、別に支障はなさそうです。

確かに、思わせぶりなシーンかもしれませんが、見ている側が勝手に解釈するのは、制作サイドとしては、いっこうにかまわないわけですから。
まぁ、そうだとしたら、ちょとズルイですけどね…。


3 グリシャはいつエレンに注射を打った?



グリシャが内地(2つ上の地区?)へ診察中にシガンシナ陥落

エレン・ミカサ・アルミンらは船で避難

エレンがグリシャに注射を打たれる(?)→ 夢?

エレン、目を覚まし「父さんと会ってた気がする」
ミカサ「それは夢だよ」

エレンの目が覚めた時には、首から鍵がかかっている


【逃げたの夕方頃だし、脱出口は一つだから
夕方以降から明け方までに会える可能性は低くないと思う】

※参照 【進撃の巨人】エレンが注射されたタイミングっていつなの?


グリシャがエレンに会えるという時間的可能性は否定しません。しかし、それだとグリシャが「失踪者」となる展開と合致しないと思うのです。

また、エレンの傍を片時も離れないミカサが、グリシャとエレンの接触に気づかないはずもなく、ミカサやアルミンのいないところで、親子二人きりになったとは、ちょっと考えづらいです。

となると、一番合点がいくのは、ループやパラレル世界です。

今回は会っていないけど、前回のループ世界でグリシャとエレンは会っていて、これはその時の出来事の記憶ということです。
また、記憶だけでなく事象も伴うので、エレンの首から地下室の鍵がかかっていても、なんら不思議はありません。

このエレンの注射が、この物語の最大の謎ですね。

※ただし、 コミック版のこの「注射のエピソード」 の場合、まずまず時系列に矛盾は感じられません。
いったい、どういうことでしょうか??


※参照



4 地下室にこだわる理由は?

ゲーム性をもった漫画のパターンとしては、 地下室へ行って→最初にループ という感じでしょうね。

地下室には、机が1つだけあって、その上にぽつんとノートか手紙が置かれている。
それを開くと、

「エレン、君がこれを見ているということは、今回も計画はうまくいかなかったということだね。

残念だよ、また、あれを繰り返さねばならないとは…」

という感じで、第1話に戻ってしまうというわけです。

上のメモの想定としては、グリシャが獣の巨人の側で、エレンを巨人化させ、なんらかの力で「異世界の扉」をエレン巨人に開かせる。しかし、その結果、エレンは息絶え、地下室にたどり着くことができない。そのまま時は流れるが、それが世界を良いほうへ導いていることになる。

エレンが地下室へたどり着くということは、世界を変えることを失敗しているという意味で、そうなると何度もやり直す必要がある。…まぁ、こんな感じでしょうか。


あとは、エヴァの酷い?終わり方のように、地下室の扉を開けたら、グリシャ・アルミン・ミカサ・アニなど、みんなが「おめでとう」と、エレンに言う…なんてのは、さすがに却下でしょうね。


5 表紙やオープンニング

コミックの表紙やオープニングの絵が、ループ(というか、パラレル的なループ)を表現しているという考察がありました。

【進撃の巨人】ループ説がガチなら分岐点はエレンの金具破損時かな?

本編とは、ほんの少しズレたループ世界を、コミックの表紙やオープニングの絵の中で描いているという考察です。

着想としては素晴らしいのでしょうが、正直「う~ん」ですね。

この程度のものですと、作者(制作者)の遊び心で、単に「ここはこうでなくて、こうなっていたら、次の展開はこうなるだろうな」というくらいのものを描いているのだと思うのです。


・アニが容赦なく、アルミンたちと闘っていたら?
・エレンが、女型巨人が現れた時、すぐに巨人化していたら?

というくらいの、もしもこの時こうなら、こうなるだろうね、というシーンを描いているにすぎないと思うのです。

っていうか、作品中でなく“外野”で、ループのネタばれみたいなのって、ズルくないですか?




巨人との戦いの歴史 7 > 8 

巨人との戦いの歴史 7 ~獣の巨人VS皮膚なしの巨人

猿型の巨人と言っていますが、これは正確には「獣の巨人」なのでしょう。
つまり、あのサルを指して、猿型の巨人というときは正解です。しかし、猿型の巨人たちの陣営を指す場合は「獣の巨人」といった方が正しいでしょう。


つまり、構図としては、

獣の巨人(猿型・ユミル?・エレン?) VS 皮膚なしの巨人(超大型・鎧・女型)

ということになります。

これはちょうどエンディングの壁画の構図と同じ感じになります。
安直かもしれませんが、獣の巨人=有色(黄色)人種、皮膚なしの巨人=白色人種、というような感じかもしれません。
ものすごくイメージを強化させると、アジア人=猿、欧米人=ムキムキというデフォルメになるかと思います。
※デフォルメ=対象の特徴を誇張、強調して簡略化省略化した表現方法





世界の本道は、黒民族(左)と白民族(右)の対立で、その戦争の道具として、(一部の)人間が巨人化させられ、戦闘に用いられているだけという可能性はあります。

さすがに壁画だけあって、非常に見づらく憶測以上のことが言えません…。


世界が、獣の巨人VS皮膚なしの巨人の対立構造であれば、この国の中枢に獣の巨人側の人間がいてもおかしくはありません。もしくは、それは獣の巨人の一族かもしれません。(※鍵を握るのは「レイス家」?)




この国の中枢に、獣側がいて、 人間を家畜として飼い育て、定期的(100年に1度くらい)に巨人化させて、対立する皮膚なし巨人側と戦っているのです。

それを阻止するために、皮膚なし巨人側が、 ライナーとベルトルトを送り込んだ とみると、まずまず辻褄は合いそうです。


獣の巨人側は、100年単位で意図的に人間を誘導し、壁を作らせ、ある程度人間が集まったら、“収穫”するのです。
100年という単位よりも、100万人という単位かもしれません。
※ウォールマリア奪還作戦 において、避難民を中心に約25万人を投入し、生還者は約8000人、人口の約2割を失う結果となった、とあります。

人間が100万人を超えたら、収穫し、次の地でまた繁殖させるのです。
ですから、どんなに古くても表に出てくる歴史では、100年前のことがせいぜいなのです。
※おそらく「正史(正しい歴史)」は中央で厳重に保管されているのでしょう。あれ?もしかしたら、グリシャは、地下室にその一部を隠し持っているのかな??

つまり、100年ごとに巨人同士の大戦争が起こっていて、人間は単なるその道具に使われているにすぎない、ということになります。



巨人との戦いの歴史 6 > 7 > 巨人との戦いの歴史 8 ~ループ説を支持したくなる理由

巨人との戦いの歴史 6 ~猿型巨人VSライベル巨人

獣巨人にとって人類は壁の中で生かされている存在。

獣巨人一族は­巨人を作り出す術を持っており、人類は巨人の材料。
但し巨人どう­しでも獣巨人一族はライベル側とは異なる勢力。

夜間活動が可能で­耳が特徴的なユミル・エレン(獣襲来時に夜間巨人化を試みている­。エレンは表紙)は獣巨人側の技術で作られた巨人成功例。
ただし­ユミル・エレンは違うルートで流出した技術により巨人化しており­、獣巨人一族の知る由かは不明。

獣巨人一族は北欧神話では「神」­側。
ライベル側の巨人は北欧神話では「ヨトゥン」側。
獣巨人は少­数派だが巨人を作る技術がある。
一方、ライベル側は巨人になれる­人間はいるが巨人を増やす技術はない。

ユミルとエレンは北欧神話の「ロキ」という立場を演出するキャラ­。
ライベル側「ヨトゥン」が滅ぼしたいのは本当は人類ではなく獣­巨人「神」側の存在。人類はあくまで獣巨人「神」側に生かされて­いるだけだが、滅べば獣巨人一族の増援はない。

しかしループというより、コミックス表紙の世界観に「ならないよ­うに」誰かが立体起動装置の金具から意図的に操作しているよう­に見える。

金村 健介 さんの考察


ユーチューブから拾った情報でしたが、肝心のリンク元が消えていました…。

なるほどです。

つまり、敵対の構図は

猿型の巨人(獣の巨人) VS ライベル側の巨人

ということです。

そして、重要なのは、 ユミル巨人 の存在で、これは猿型の巨人側。




ウドガルド城で、巨人たちと戦っているので、ユミル巨人側(ユミルの民)は猿型の巨人と敵対する勢力かと思っていました。
しかし、ウドガルド城では、不本意ながら巨人化し、巨人たちと戦わざるをえなかった…と考えると、かえってユミル巨人は、猿型の巨人の側と判断した方が妥当です。


>誰かが立体起動装置の金具から意図的に操作

エレンの立体機動装置の金具を壊したのは誰で、どんな目的だったのか?
これは大きな謎です。初めは、 アニ かなと考えていたのですが、もしかしたら ユミル が壊したのかもしれません。

よくよく見ていきますと、どうやらアニは、世界をどうこうするような大きな目的というよりも、(お父さんと過ごした)思い出の地に帰りたいというような個人的な目的が行動原理になっているような気がします。

その点、ユミルは自分のことは二の次で、大きな目的の遂行をはかっているように思われます。

ですから、

>世界観に「ならないよ­うに」

ユミルが画策した可能性は大いにあると思います。




もしかしたらユミルは、猿型巨人を通じて、 グリシャの存在 を知っていたのかもしれません。
そして、グリシャがエレンに巨人化する注射を打ったことも知っていて、上の考察のように〝世界観に「ならないよ­うに」〟エレンのベルトに細工を施したのかもしれません。

いずれにせよ、エレンのベルトに細工をした人物は、エレンが巨人化する能力を持っていることを知っていた可能性は高いですね。



巨人との戦いの歴史 5 > 6 > 巨人との戦いの歴史 7 ~獣の巨人VS皮膚なしの巨人