巨人化の秘密 8 ~エレンは一度死んだのか?


訓練兵団エレン班の初陣で、いきなり 巨人にやられてしまうエレン
左足が食いちぎられています。


アルミンを助けた後、 巨人に飲み込まれたエレン
こちらは左腕もありません。



第14話「まだ目を見れない 反撃前夜①」 で、リヴァイに折られたはずの奥歯が生えています。

これはエレンの巨人化、及びその他の巨人たちとの関連性がありそうです。

巨人化において、良性の反応が「再生」で、悪性の反応が「腐敗」なのではないのでしょうか。
つまり、酵母の発酵作用において、失敗というのは単なる「腐敗」にすぎません。
巨人化のカギが酵母にある と仮定して
※※下の「発酵と腐敗」の説明を読みますと、わたしの無知がわかります…。

【発酵は、腐敗に含まれています。
人間の役に立つものが発酵と称されています。
また、腐敗には、腐臭を伴います。
ともに、微生物によって、有機物からエネルギー(ATP)を取り出す活動のことです。

実際は、発酵は嫌気条件(酸素濃度低)下で行われます。


さて、細かな話になりますが、有機物からのATP取り出し経路に差があります。

例として、グルコースからATP生成までのかんたんな経路を説明します。(生物の教科書にもある、基本です。)

好気条件(酸素呼吸)・嫌気条件で、解糖系→クエン酸回路 (生成物はピルビン酸)は共通です。

好気条件では、ピルビン酸から電子伝達系(酸化型NAD→還元型NAD)へ伝わります。
嫌気条件では、ピルビン酸から、特有の経路(還元型NAD→酸化型NAD)へ伝わり、ATPを生成します。

特有の経路、とあるのは、発酵の型によって異なるからですが、()内の反応が起こるような経路をたどります。
アルコール発酵、乳酸発酵、酢酸発酵などなどあります。

発酵する微生物は、好気条件でも生育するものも多いので、発酵過程で環境に変化が起きると、腐敗が優勢になったりします。】

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1427412854


酵母の発酵作用の良性・悪性の違いで、巨人化の別があるとしたら、 グリシャが作った「流行病の抗体」 というのも、人間の体にある種の「再生」をもたらすものだったと考えることができます。

巨人化の失敗例が「腐敗」であり、成功例が「再生」ということなのかもしれません。

ただし、これらのことはエレン(巨人)においてのみの考察となりますので、参考程度にしかなりませんが。


「再生」といって気になることは、女型の巨人が、片目だけを素早く再生させたことです。
女型の巨人(アニ)くらい、巨人の練度が高いと、再生のコントロールができるということでしょうか。


酵母・・・
ウォール・シーナ内でのみ生産される特殊な酵母。酵母を飼い葉や小麦、大豆などの入った倉庫やテントに置くことで腐敗が極端に遅くなることが知られている。

上記は、第10話における「現在公開可能な情報」です。

「腐敗が極端に遅くなる」というのが、特殊な酵母の特徴です。
ということは、研究の過程において、その逆、つまり、「腐敗が極端に早くなる」という酵母を生み出すことも理論上は可能な気がします。

そして、その「腐敗が極端に早くなる」という性質をいかして、巨人が実体化していると考えられます。


また、エレンはもうすでに一度死んでおり、一種の巨人化=ゾンビ化とみることもできます。
一度死んで、蘇っているという前提に立てば、何度死んでも蘇ることが出来る可能性があり、いわんや腕や足、歯などの部分蘇生は朝飯前のことになってもおかしくはありません。

そして、ゾンビの唯一の弱点が、「うなじ」ということです。

う~ん、こうなると、B級のホラー映画のようになり、実におもしろみのない話になりますね。
却下です…。



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